新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業各社では今春の入社式を中止したり、延期したりする動きが広がっている。新卒社員の研修も集団感染を防ぐため、大人数での実施を避けるなどの対応を迫られている。
 日立製作所は4月1日に東京都内のホテルで予定していた入社式の中止を決めた。新卒社員約600人が参加し、新社会人としての決意を新たにするはずだった。代わりに少人数のグループに分かれ、会議室で社長のビデオメッセージを視聴してもらう。集合研修もやめて、自宅などで与えられた課題をこなす。
 セブン&アイ・ホールディングスも3月31日に予定していたグループ合同の入社式を取りやめる。約1000人が出席予定だったが、同社は「グループ各社の社長メッセージを何らかの方法で伝えられないか検討している」と説明する。イオンも4月1日に約3000人が参加するグループの入社式を無期限で延期。ソニーや東芝も中止を決めた。
 三菱電機は例年、神戸市のホテルに新入社員を集めて実施してきた3日間の研修を見合わせる。4月入社予定の約840人は指定した事業所に分かれて研修を受ける。 (C)時事通信社