【パリ時事】イタリア保健省は29日、国内の新型コロナウイルス感染者が1000人を超え、死者が29人になったと発表した。ANSA通信によると、ロンバルディア州など北部3州では、学校の休校措置を少なくとも8日まで延長することが決まった。
 確認された感染者数が1000人を超えたのは中国、韓国に続いて世界で3カ国目。死者数も中国、イランに次いで多い。
 感染者が最も多いのは、ロンバルディア州で615人。これにエミリアロマーニャ州とベネト州が続く。政府は感染者の多い複数の自治体で住民の出入りを禁止し、飲食店や教会などを閉鎖しているが、感染は国内にとどまらず周辺国にも拡大している。
 感染拡大で経済活動が停滞していることから、政府は観光業への経済支援策を検討中。AFP通信によれば、ローマのホテルでは今月末までの宿泊予約のうち半数がキャンセルされ、ミラノの繁華街のレストラン店主は「過去1週間、客の入りは9割減った」と嘆いている。 (C)時事通信社