【シリコンバレー時事】米西海岸で新型コロナウイルスの感染拡大の影響が広がっている。市中感染が疑われる患者が出てきたことで警戒感が一気に高まり、大規模イベントが相次いで開催中止・延期に追い込まれた。西海岸に集積するIT大手も足踏みを余儀なくされている。
 米国では2月26日以降、感染経路不明の患者がカリフォルニア州など西海岸で相次いで確認され、市中感染が広がる恐れが指摘されている。同月29日にはワシントン州で初の死者が報告された。
 フェイスブックは5月にカリフォルニア州サンノゼで計画していた年次開発者会議の中止を決定。米メディアによれば、ワシントン州に本社を置くアマゾン・ドット・コムは、米国内も含めて不要不急の出張をすべて延期するよう指示した。
 サンフランシスコで3月中旬に開催予定だった「ゲーム開発者会議(GDC)」も夏に延期されることが決まった。ソニーやマイクロソフトなど大企業の参加辞退が相次ぎ、予定通りの開催が困難になった。主催者は声明で「本当に悲しく、がっかりしている」とコメントした。 (C)時事通信社