新型コロナウイルスの重症患者が今後増えた場合、軽症患者は都道府県の判断で自宅療養を求められるケースもある。厚生労働省の発表や、東北医科薬科大の賀来満夫特任教授らが作成したハンドブックを元に、自宅で看病する際の注意点をまとめた。
 ▽家族とは別部屋で
 感染が疑われる人は、食事や就寝も含め同居家族とは別の部屋で過ごす。部屋のウイルス量を下げるため、定期的に十分な換気ができるよう窓のある部屋が望ましい。
 子どもの世話が必要だったり部屋数が少なかったりして個室にできない場合、カーテンや仕切りで部屋を区切り、2メートル以上の距離を保ち過ごす。一緒に寝る場合は頭の向きを交互にすれば、感染のリスクを減らせる。
 ▽看病者を限定する
 感染リスクを下げるため、看病をする家族はなるべく人数を限定して、マスクや手袋を着ける。心臓や肺、腎臓などに持病があったり妊娠中だったりする人は看病を避けるべきだ。
 看病をしたら忘れずに手洗いを行う。看病する人も1日2回体温測定し、症状がないか気を付ける。
 ▽漂白剤活用を
 ウイルスは物に付着してもしばらく生存する。ドアノブやベッド柵、照明のスイッチなど、家族がよく触れる場所は家庭用の塩素系漂白剤を使い、その後、さびないように水拭きをする。トイレや洗面所は家庭用の消毒剤などでこまめに洗浄が必要だ。
 食器類は通常通り洗えば問題ないが、汚れた衣服を洗う時は手袋とマスクを着けるべきだ。洗濯前に80度の湯で10分以上熱湯消毒したり、塩素系漂白剤を薄めて使ったりしても効果的だ。
 はなをかんだティッシュやマスク、手袋などはビニール袋に入れ、密閉して室外に出すようにする。 (C)時事通信社