新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、献血に協力する人が急減している。企業やイベントでの献血の中止が相次いだためで、日本赤十字社はこのまま推移すれば輸血に支障が出る恐れがあるとして協力を呼び掛けている。
 日赤によると、政府の対策本部が大規模イベントの延期検討を求めた2月18日以降、献血者数は全国的に減少が続く。特に、政府がウイルス対策の基本方針をまとめた同25日以降の5日間は、目標より約6000人分不足し、確保できた血液量は87.7%にとどまった。
 日赤は各企業やイベント会場などに献血バスを出して協力を募っているが、在宅勤務の広がりやイベントの取りやめなどで、全国700カ所以上での献血中止が決まったという。日赤血液事業本部の瀧川正弘・経営企画部次長は「血液は長期保存ができないため、1日あたり約1万3000人の協力が継続的に必要になる」と説明。献血ルームなどを訪れる際は、人数の偏りを避けるために前日午後5時までに予約してほしいと呼び掛けている。 (C)時事通信社