新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、スポーツジムやビュッフェ形式のレストランの営業休止が相次いでいる。政府は人が集まる風通しの悪い屋内や、飛沫(ひまつ)感染のリスクが高いところを要注意場所に挙げており、営業を継続する店舗などでも今後一段の対応を迫られる可能性がある。
 女性向けフィットネスジムを運営するカーブスホールディングスは、8日から15日まで2000店超の全店舗を休業。感染した場合、重症化の恐れがある80代以上などの会員には3月中は利用を控えるよう求めている。カーブスでは機器の消毒など対策を取っているが、「会員の不安を払拭(ふっしょく)したい」と休業を決めた。スポーツクラブNAS(東京)も15日まで、セントラルスポーツは10日まで全店休業する。
 レストランも対応に追われる。バイキングチェーンの「すたみな太郎」は、5日から12日まで全約140店の営業を休止。訪日外国人も多い東京都新宿区の京王プラザホテルは、ビュッフェ型レストランで料理を従業員が取り分ける形式に改めた。
 全国の小中学校や高校が一斉休校となったことを受け、カラオケチェーン各社も対応に動いた。「カラオケまねきねこ」は小中学生だけの入店を制限。「カラオケバンバン」は高校生のみの場合も入店を断っている。ただ、最も警戒が必要な高齢者の入店を拒むことは難しく、各社とも対応に苦慮している。
 カラオケ大手関係者は、従業員のマスク着用やマイクの除菌など「できる限りの対策を取り、情勢に合わせて対応できるようにしている」と説明する。しかし、入店制限や外出自粛の動きが長期化すれば、営業継続も危うくなると不安を強めている。
 ◇各社の新型コロナウイルス感染対策
【スポーツジム】
▽カーブス       15日まで休業
▽セントラルスポーツ  10日まで休業
▽スポーツクラブNAS 15日まで休業
【レストラン】
▽すたみな太郎     12日まで営業休止
▽ココス        一部店舗で朝食ビュッフェを休止
▽ビッグボーイ     サラダバーを休止
▽京王プラザホテル   ビュッフェで従業員が取り分ける方式に変更
【カラオケ】
▽カラオケまねきねこ  小中学生のみの利用を制限
▽カラオケバンバン   小・中・高生のみの利用を制限
▽ビッグエコー     全従業員の健康確認
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