【ロサンゼルス時事】約3500人を乗せたクルーズ船「グランド・プリンセス」に新型コロナウイルスの集団感染の疑いがあり、米西部カリフォルニア州などは5日、この船を沖合に待機させて乗客・乗員の検査を始めた。日本はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で発生した集団感染への対応で国際的な批判を浴びたが、今度は米国の手腕が試される。
 グランド・プリンセスは、ハワイへの約2週間のツアーに出ていたが、船を下りた乗客に感染者がいたことが発覚し、予定を変更してサンフランシスコ近くまで戻った。サンフランシスコ市によると、35人がインフルエンザのような症状を呈したが、既に回復した人も多いという。
 ダイヤモンド・プリンセスと同じ米企業が運航しており、同社によると、乗客2422人、乗員1111人で、乗船者の国籍は54カ国に上る。乗客3人・乗員1人の計4人の日本人も含まれる。検査キットは5日朝にヘリコプターで船に届けられ、45人から採取したサンプルが州内の検査施設に送られた。結果は6日に判明する見通し。 (C)時事通信社