新型コロナウイルスの感染者は7日、福島、群馬、広島各県で初めて確認されたほか、各地で報告が相次いだ。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)では、産婦人科外来に勤務する50代の非常勤の女性看護師の感染が確認された。
 同センターによると、女性看護師は2日に別の医療機関で勤務し、大阪市のライブハウスで新型ウイルスに感染した患者に対応したため検査を受け、6日に陽性が判明した。
 同センターでは3日と4日に産婦人科外来で勤務。接触があった患者31人には受診から2週間は外出を控えるよう要請し、職員32人は接触した日から2週間の自宅待機とした。同センターは消毒のため9~13日まで全ての外来診療を休診する。入院診療業務と救急患者の対応は通常通り行う。
 福島県で感染が初確認されたのはクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船したいわき市の70代男性。群馬県では太田市の保育所に勤務する40代の女性保育士、広島市では同市在住の30代男性の陽性が判明した。群馬県の女性は重症という。
 千葉県では、東京都江東区の保育園に勤務する20代の女性保育士の感染を確認。女性は2月28日に発熱した状態で勤務し、3月5日まで勤務を続けていたという。同県ではこのほか、職員が感染した福祉事業所を利用した80代女性とその同居家族2人が感染した。
 北海道では新たに8人の陽性を確認。うち60代の男性2人は2月26日に札幌市のライブバーに来店し、既に感染が確認された女性3人も同バーの従業員だったことが判明。札幌市はバーで感染が拡大した可能性があるとみて注意を呼び掛けている。
 大阪府では10人の感染を確認。うち9人はライブハウスの客や関係者だった。愛知県で7人、東京都で6人、京都府で福知山市民病院の介護福祉士の女性1人、兵庫県で2人、高知、神奈川、山梨各県で各1人の陽性も判明した。 (C)時事通信社