【北京時事】中国福建省泉州市で7日夜、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した人の隔離施設として使われていたホテルの入るビルが倒壊した事故で、中国政府は8日午後4時(日本時間同5時)までに10人の死亡を確認したと発表した。取り残された71人のうち48人が運び出され、残る23人の捜索が続いている。このほか9人は自力で脱出した。
 8日記者会見した市の説明によると、倒壊したビルは2013年に建設された高さ22メートルの7階建て。4~6階を占める66部屋のホテルは18年に開業した。事故発生時、ホテルにいた経過観察対象者は58人で、ウイルス検査では全員陰性だったという。
 ビルは7日午後7時(同8時)すぎに突然倒壊した。中国メディアによると、倒壊する3、4分前に1階で改装工事をしていた業者がビルのオーナーに電話で「柱が変形した」と伝えていた。ビルは、もともと天井のない吹き抜けだった2~6階部分を増築したことで、設計時より建物が重くなっていたとの指摘もある。地元当局はオーナーの身柄を拘束し、原因を調べている。 (C)時事通信社