新型コロナウイルスの感染が広がり、全国で一斉休校が始まって9日で1週間。子どものいる家庭からは「どう過ごせば安全なのか」と疑問の声が上がっている。感染リスクを下げながらできるだけ普段通り過ごす方法を、沖縄県立中部病院感染症内科の高山義浩医師に解説してもらった。
 高山医師はフェイスブックで行動の目安を発信しつつ、「何がリスクが高くて何が低いのか、自分で考えてほしい」と呼び掛けている。
 ◇屋外での遊びは低リスク
 感染リスクが高いのは密閉された空間に多くの人が集まり、近距離で会話などを交わす場合だ。自然の中など屋外での遊びはこの反対で、リスクは低い。公園では遊具を介した接触感染リスクが多少あるので、遊んだ後に手洗いを心掛ける。
 図書館はさほど危険ではないと考えられるが、運営側が症状のある人は利用しないよう求めるなど、接触感染を防ぐ必要はある。一方、ショッピングモールなどに併設されている屋内型遊戯施設は相当な消毒が必要になる。地域で流行が広がった後は控える方が無難だ。
 友達との遊びについては、軽くても熱やせきなどの症状がある時は控える必要があるが、症状がなければ構わない。友達の家に集まる場合は少人数で。家に入ったらすぐ手を洗い、飲食物や食器は共有しない。
 共働きなどで保護者が小さな子どもと一緒にいられない場合、学童保育施設の利用はやむを得ない。多くの子どもが集まりリスクは高めだが、家庭で毎朝体温を測り、症状があれば休むようにしたり、入室時や食事前に手洗いをしたりすることで危険性を下げられる。体を激しく動かす遊びは、屋内でなく屋外で行う方がいい。
 地域で流行が広がる前に、お互い症状がないか確認した上で、祖父母宅に移動するのも選択肢の一つだ。ただし、高齢の祖父母は重症化しやすい。感染させないよう、頻繁な行き来や流行が広がった後の移動は控えたい。 (C)時事通信社