【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相は9日、ビデオ声明を出し、国内での新型コロナウイルスへの感染事例が増加していることを受け、国外からのすべての渡航者に14日間の隔離措置を取ると発表した。外国人が観光や出張などの目的で一時滞在するのは事実上不可能となる。当面2週間実施するが、延長される可能性もある。
 ネタニヤフ氏は「困難を伴う決定だが、国民の健康を守るには不可欠だ」と強調した。内務省によると、新たな措置はイスラエル市民に対しては直ちに適用され、外国人には72時間の猶予が与えられる。
 イスラエルのメディアによると、現在海外渡航中で帰国が見込まれるイスラエル人約30万人が対象となる。外国人は自宅などの隔離措置を取れる場所がない場合、入国を認めないという。
 イスラエルは国内での感染拡大を防ぐため、2月24日という早い段階で日本に過去2週間以内に滞在した外国人の入国を禁止するなど、国際社会の中でも特に厳格な措置を取ってきた。 (C)時事通信社