高知大医学部付属病院(高知県南国市)は10日、70代男性患者の主治医がコンピューター断層撮影(CT)検査の確認を怠ったため肝細胞がんの発見が遅れ、患者が死亡したと発表した。病院側はミスを認め、遺族に謝罪した。
 同病院によると、2017年8月、男性患者は肝腫瘍の可能性があるとして消化器内科を受診。その後、主治医はCT検査を18年2月に受けるよう手配をしたが、診察予約をし忘れた。
 検査結果には「肝腫瘍の疑い」との所見が付けられたが、診察がなかったため、主治医は気付かないまま放置。男性は1年後に再受診したが、間もなく亡くなった。解剖したところ、がんが肝臓全体に広がっていた。
 病院側は「検査結果を確認していれば、早期に肝臓がんが発見できた可能性がある」としている。 (C)時事通信社