滋賀県立総合病院(守山市)は10日、主治医が60代男性患者について、「ぼうこう腫瘍疑い」と記載された報告書の確認を怠ったため、診断や治療が10カ月遅れたと発表した。男性はその後死亡。病院側は治療の遅れが死亡につながったことを認め、今後遺族に謝罪する。
 同病院によると、男性は2014年に循環器内科を受診し、コンピューター断層撮影(CT)を受けた。報告書に「ぼうこう腫瘍疑い」と記載されたが、主治医は確認しなかった。男性は10カ月後に泌尿器科を受診し、ぼうこうがんと診断され、治療を受けたが17年に死亡した。
 主治医は病院の調査に「受診のきっかけとなった足の病状に注意が向いていた」と話しているという。 (C)時事通信社