香川県立中央病院(高松市)は11日、顎変形症の手術後に後遺症が残った女性に対し、損害賠償金として2億1671万円を支払う方針を決めたと発表した。
 同病院は、承認を求める議案を県議会に提出した。河内正光院長は記者会見で「患者とご家族の皆さまに心よりおわび申し上げる」と謝罪した。
 顎変形症は上顎や下顎の形や位置、大きさなどの異常によって上下の歯のかみ合わせがずれている症状。女性は当時30代で、2007年11月に治療のため、上顎と下顎の骨を切ってずれを直す手術を受け、一般病棟に帰った2時間後、気道が詰まり、一時心肺停止状態になった。その後蘇生したが、高次脳機能障害などが残った。
 同病院は08年3月、術後の管理体制に過失があったことを認め、女性と家族に謝罪。先月、損害賠償金などを女性側に支払い和解することで合意した。 (C)時事通信社