京都大霊長類研究所の今村公紀助教らの研究チームは12日、チンパンジーの人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製し、神経幹細胞に変わる過程を解析したと発表した。ヒトのiPS細胞と比較することで、ヒトの脳の進化の解明に役立つという。論文は国際学術誌の電子版に掲載された。
 チンパンジーはヒトに最も近い動物とされ、全遺伝情報(ゲノム)の約99%がヒトと共通する。しかし、チンパンジーの脳を用いた研究は倫理的に問題があり、同研究所などが飼育する3頭の皮膚からiPS細胞を作製した。 (C)時事通信社