【ニューヨーク時事】米東部ニューヨーク州のクオモ知事は12日、新型コロナウイルスの拡散を防止するため、500人を超えるイベントの開催を13日夕(日本時間14日午前)から禁止すると発表した。これを受け、ブロードウェーの全公演が4月12日まで中止になった。一方、メトロポリタン美術館は休館を決め、コンサートが相次ぎ中止になり、感染の影響はニューヨークの文化にも波及している。
 デブラシオ・ニューヨーク市長は12日、非常事態を宣言し、知事の集会規制を支持。市内の感染者は6日時点で4人だったが、12日に95人に急増していた。
 クオモ知事は、収容数が500人以下の施設についても入場者を50%に制限するよう求めた。米国ではワシントン州も最大都市シアトルを含む地域で250人を超えるイベントを禁止しており、規制が相次いでいる。
 業界団体ブロードウェー・リーグ会長は声明で「ブロードウェーの観客やこの業界で働く何千人もの関係者の健康が最優先事項」と強調。チケットの返金や交換については購入した業者に問い合わせるよう呼び掛けた。
 一方、メトロポリタン美術館も12日、別館を含めニューヨークの3館を13日から休館にすると発表。館内の消毒を行い、今後の対応は来週明らかにすると説明した。このほか、カーネギー・ホールも13~31日の全公演を中止。ニューヨーク・フィルとメトロポリタン・オペラは12~31日の全公演中止を決めている。
 このほか、グテレス国連事務総長は3月16日から4月末までニューヨークの国連本部で行われる国連主催のサイドイベントをすべて取りやめた。ドゥジャリク事務総長報道官が12日発表した。 (C)時事通信社