【クライストチャーチ(ニュージーランド)時事】ニュージーランド(NZ)政府は14日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を踏まえ、中部クライストチャーチで15日に予定していた銃乱射テロ事件の国家追悼式典の中止が決まったと発表した。NZでは集団感染は確認されていないが、アーダーン首相は「国民の健康を守るための予防的な手段を講じる」と強調した。
 銃乱射テロ事件から15日で1年を迎えることから、政府などはクライストチャーチ市内の屋内施設で式典を開く予定だった。
 アーダーン氏は、式典には国内外から人が集まることから、感染が起きた場合に感染者と接触した人をたどるのが難しくなる可能性があると指摘。「中止は残念だが、こうした悲劇を追悼する際にさらに被害を与えるようなリスクをつくるべきではない」と語った。 (C)時事通信社