新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、厚生労働省は15日、新たに乗客15人の感染が確認され、乗客乗員の感染者は計712人になったと発表した。下船した乗客乗員への14日間の健康観察が同日で終わり、一連の検疫対応が全て完了した。
 厚労省によると、15人は日本人6人、外国籍9人で、いずれも50~70代。急病で船を下りて医療機関に搬送された乗客とその付き添いで、医療機関での検査で陽性が確認されたという。
 最後に船を下りた乗員グループの健康観察期間は15日までだった。一方、陰性が確認され2月19~23日に下りた1011人の健康状態を調べた結果、7人が陽性となっていた。いずれも該当する自治体が感染者として発表済みという。
 同省によると、下船者全員に配る生活上の注意点などを記した健康カードのうち、一部の人に「不要不急の外出を控えてください」の文言が漏れたカードを渡した可能性がある。船内での連絡ミスが原因といい、自治体から指摘があった。 (C)時事通信社