【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は16日、ジュネーブで記者会見し、新型コロナウイルスについて「あらゆる(感染)疑い例を検査すべきだ」と述べ、検査による感染者隔離と感染経路特定を徹底するよう訴えた。また、重症化しにくいとされる子供の死亡例が出ていることも明らかにした。
 日本政府が同ウイルス対策基本方針で決めた「感染者クラスター(集団)」重視の対応より、韓国などで実施されている個別の感染者と感染経路の特定を目指す手法に近い提言とみられる。テドロス氏は、検査がまだ十分ではないと指摘した上で、「目隠しされたままでは火事と戦えない」と強調した。
 WHOが現在の「感染の中心地」としている欧州各国にも、検査の徹底を助言しているという。 (C)時事通信社