【ロサンゼルス時事】米西部カリフォルニア州のニューサム知事は19日、新型コロナウイルスの感染対策として、約4000万人の全住民に対し、食料の買い出しや通院など必要な場合を除き自宅にとどまるよう命じた。感染が住民の半数以上に広がる恐れがあるとして、医療体制の崩壊を防ぐため、期限を定めずに大規模な外出禁止に踏み切った。
 サンフランシスコ市と周辺郡が17日から住民の不要不急の外出を制限しているが、これを州全土に拡大した。重要インフラは維持し、食料品店、薬局、銀行などは営業を認められる。米メディアによると、同州では900人以上の感染が確認されており、ニューヨーク州などに次いで全米で3番目に多い。
 知事は、今後8週間でカリフォルニア州の人口の56%が感染するという予測を提示。病院の収容能力を2万人近く上回る入院患者が発生すると指摘し、「われわれが行動を変えれば、流行のピークを抑えることができる」と住民に協力を呼び掛けた。
 また、米海軍の病院船マーシーを9月1日までロサンゼルス港に配備するよう要請する書簡を18日付でトランプ大統領に送ったことも公表した。もう1隻の病院船コンフォートは、多数の感染者が出ているニューヨーク市に派遣される見通し。 (C)時事通信社