【ベルリン時事】新型コロナウイルス対策で不要不急な人との接触の自粛が求められているドイツで、大勢の若者が屋外でパーティーなどを開く事態が続出している。学校が休みな上、若者は重症化しにくく危機感が薄いとみられるが、当局はこうした「コロナパーティー」が感染を拡大させると警告している。
 ドイツは一部州で外出制限の導入が決まったが、イタリアやフランスのように全国対象にはなっていない。ブラウン独首相府長官は20日のシュピーゲル誌(電子版)のインタビューで、「土曜日(21日)が決定的に重要だ」と述べ、国民の行動次第では全国的な措置もあり得ると示唆した。
 ベルリン中心部パンコウの公園では16日、休校開始に合わせ学生ら数百人が集まったが、通報を受けた警察が駆け付けて解散させた。南部バイエルン州でも今週、数十人~100人が、大音量の音楽をかけて公園に集まる事態が複数報告された。
 感染症対策を担う政府機関、ロベルト・コッホ研究所のシャーデ副所長は16日の記者会見で、クラブなどが閉鎖されたため、こうしたパーティーが屋外で行われるとした上で「どうかやめて、可能な限り家にいてほしい」と呼び掛けた。 (C)時事通信社