新型コロナウイルスの感染拡大で経済が落ち込む中、三重県桑名市の医療法人財団が職員らに最大10万円の臨時ボーナスを支給し、インターネット交流サイト(SNS)で話題となっている。経済活性化を狙い、「4月中に使い切ること」などの条件を付けたためだ。
 医療法人財団「青木会」は今月中旬、運営する病院や介護老人保健施設など4施設の全職員約260人に、臨時ボーナスを支給。医師や看護師などの正規職員に一律10万円、非正規職員には賃金などに応じ2万~8万円を現金で手渡し、総額は約2500万円に上った。
 新型ウイルスの流行で落ち込んだ経済の活性化が目的だとして、職員らには4月中に使い切るよう要請。使途を高額商品の購入や食事、旅行などに限定し、貯金やプリペイドカードへのチャージは認めなかった。
 青木重孝理事長(74)は支給の理由について、「景気悪化への一番の薬はしっかりお金を使ってもらうこと。職員は緊張感を持って仕事をしており、ご苦労さんという思いもある」と話す。
 病院職員が臨時ボーナスについてツイッターに投稿すると大きな反響を呼び、「太っ腹」「素晴らしい」といった好意的な評価や、「政府もまねをするべきだ」などのコメントが多く寄せられた。 (C)時事通信社