【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、コロンビア大学の研究者の分析に基づき、今後2カ月で米国の新型コロナウイルス感染者が65万人に上る可能性があると報じた。感染の爆発的拡大を防ぐため、厳格な社会的接触の制限が必要と訴えている。
 研究者は米国内の感染状況を分析した同紙のデータベースを利用。症状が軽いため感染に気付いていない「隠れ感染者」が、確認されている感染者の11倍に上るという。こうした隠れ感染者が、感染を急速に拡大させており、政府の対策で感染率を半減させたとしても今後2カ月で65万人が感染すると見積もられている。
 ニューヨーク市やカリフォルニア州などでは既に、感染が急速に拡大。外出を大幅に制限する措置を打ち出しているが、今後も感染者の大幅増が見込まれている。一方、感染が拡大していない地域では学校閉鎖や大規模集会禁止などの措置を直ちに講じれば、感染増を抑えることが可能と指摘している。 (C)時事通信社