新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、集団でシートを敷いての宴会自粛が呼び掛けられている上野公園(東京都台東区)は21日、大勢の花見客でにぎわった。
 桜の名所として例年多くの団体客でごった返す上野公園。今年はあちこちに「宴席禁止」の貼り紙がされ、大きなブルーシートを広げた団体客の姿は見られなかった。マスク姿の人が目立ち、時折スマートフォンで桜を撮影するなどして、ゆっくり歩きながら花見を楽しんでいた。縁石に腰掛けて談笑するカップルや、小さなシートを敷いてくつろぐ家族連れの姿もあった。
 東京都文京区の看護師の女性(58)は「宴会ができなくて若い人たちは困るかもしれないが、お酒や食べ物のにおいがしないこういう花見の方がいい」と歓迎。板橋区のカメラマンの男性(52)も「思ったより人が多くて驚いた。静かな花見もそれはそれでいいのでは」と納得している様子だった。 (C)時事通信社