新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の延期も検討すると表明したことを受け、大会組織委員会の森喜朗会長は23日に東京都内で記者会見し、通常開催の見直しに理解を示した。「国際情勢も大きく変化していると思う。最初の(計画)通りに(固執して)やるんだというほど、私どもは愚かではないと申し上げたい」と述べた。
 森会長は22日夜にIOCのバッハ会長と協議し、今後の方向性について双方で話し合うことや、中止は議論の対象としないことで合意したと説明。「アスリートなくして五輪はない。百も承知でやっている」と基本姿勢を強調した。
 26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)でスタートする五輪聖火リレーについては、ランナーがトーチを持って走る計画だったが、当面は火を納めたランタンを車で運ぶ方式に変更する方針。出発式の規模も縮小される。21日に仙台市で「復興の火」として展示した聖火に、想定を上回る多くの人が集まったことなども考慮した。 (C)時事通信社