血液や尿の検査結果、体重などの健康状態を示す33種類の指標と病気のリスクに影響する遺伝子変異の網羅的なデータ、死亡年齢の関係を日本と欧州の計約68万人について調べたところ、高血圧と肥満が寿命を縮める最大要因であることが裏付けられた。
 大阪大大学院医学系研究科の岡田随象教授や坂上沙央里大学院生らの国際研究チームが24日、米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。
 高血圧の場合は糖尿病や脳梗塞、脂質異常症、肥満の場合は心筋梗塞の前段階である不安定狭心症が合わさると、さらに死亡が早まった。
 分析対象は日本が約18万人、英国が約36万人、フィンランドが約14万人。DNAデータや臨床情報などが蓄積されている各国のバイオバンクを利用した。今回開発した分析手法は、個人ごとに遺伝的な体質を踏まえて重視すべき検査項目を定め、かかりやすい病気の予防、治療に役立てる医療の実現につながるという。 (C)時事通信社