外務省は25日、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受けて、世界全体を対象に「危険情報」をレベル2に引き上げ、不要不急の渡航自粛要請を発出した。同省によると、全世界を対象にした危険情報を発出するのは初めて。
 世界各国が感染症の拡大抑止のために、出入国の管理措置を発動していることに伴う。外務省関係者は「強力な入国・出国制限、航空機発着の禁止などを行う国が目立っている。出国が困難となる事態を防ぐため、不要不急の渡航はやめていただきたい」と語った。
 渡航や滞在に当たり、特に注意が必要と考えられる国・地域に出すのが危険情報。国や地域によっては、感染症危険情報が既に「レベル1」や「レベル3」に指定されている場合もあるが、同省は危険情報と比べてレベルの高い方で判断することを求めている。
 ペルーでは現在、旅行中の日本人約230人が国境閉鎖措置により足止め状態となっており、帰国できない状況が続いている。外務省によると最近、他国でも同様の事例が頻発しているといい、今回異例の措置を取った。 (C)時事通信社