新型コロナウイルスの感染を防ぐためマスクの需要が急増している中、来店客数に応じたドラッグストアのマスク売上高は減少していることが27日、民間調査会社の分析で明らかになった。3月上旬の売上高はピーク時の1月下旬から9割も減少。メーカー各社は増産しているものの、政府の要請を受け医療機関などに優先的に供給しており、品薄感は緩和されていない。
 トゥルーデータ(東京)が国内のドラッグストアの週間消費動向を分析したところ、来店客100万人当たりのマスクの売上高は、1月下旬に約1億9000万円あったが、3月上旬は9割減の約1600万円に落ち込んだ。需要が急増し、店頭の在庫が払底。メーカーは増産しても医療機関や自治体に優先的に配分しているため、一般販売用の入荷が需要に追い付いていないようだ。
 ドラッグストアに限らず、スーパーなどの小売店や通信販売でもマスク不足は深刻だ。日用品の通販サイト担当者は「入荷した途端に売り切れる。メーカーも努力しているが、常に不足している」と話している。 (C)時事通信社