【ニューヨーク時事】トランプ米大統領は27日、民間企業に物資の調達や増産を促すことができる「国防生産法」に基づき、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に人工呼吸器の製造を命じた。新型コロナウイルスの感染者が急増する中、朝鮮戦争当時の1950年に成立した同法を適用し、医療物資の確保を急ぐ。
 GMは同日、米医療機器メーカーのベンテック・ライフ・システムズと協力し、インディアナ州の電子部品工場で呼吸器を製造すると発表。約1000人の従業員を配置し、早ければ4月に出荷を開始する。月1万台以上の生産を目指す。
 GMは先にベンテックによる呼吸器の増産を支援すると表明していたが、トランプ氏は対応が不十分だと批判。命令に先立ち、ツイッターで「今すぐ人工呼吸器を作れ!」と、GMやフォード・モーターに自社生産を要求していた。
 トヨタ自動車の米国法人もこの日、操業停止中の北米工場で顔全体を保護する医療用フェースシールドを生産するほか、医療機器メーカーと組んで人工呼吸器などの増産を支援すると発表した。 (C)時事通信社