【サンパウロ時事】アルゼンチン北部のコルドバでこのほど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で挙式できなくなったカップルがインターネットを介した「バーチャル結婚式」を挙げ、画面越しに大勢の親族や友人の盛大な祝福を受けた。
 このカップルは店員のディエゴ・アスピティアさん(42)と教員のソフィア・クヒノさん(32)。28日に式と披露宴を予定していたが、感染予防措置で集会が禁じられたため不可能に。「私たちにとって大事なのは結婚の証人と祝福、愛、喜び」と考えた二人は気持ちを切り替え、21日、自宅のソファに腰掛けてカメラに向かって永遠の愛を誓った。
 式ではモニター越しに牧師が結婚を祝福し、親族や友人らがスピーチ。新郎新婦は時に涙を浮かべ、キスを交わした際には画面の向こうで歓声が上がった。
 式の映像はインターネット交流サイト(SNS)や動画投稿サイトに上げられ、夫妻の元には見知らぬ人々からも祝意が寄せられている。ソフィアさんは「私たちは結婚したかっただけ。有名になるとは思っていなかった」と戸惑いながらも、「式は考えていたより素晴らしく、とてもリアルだった。多くの人に祝ってもらった」と幸せをかみしめている。 (C)時事通信社