【ニューヨーク時事】新型コロナウイルスの感染拡大で米経済が悪化しているものの、一部の業界は活況を呈している。外出規制が敷かれ、自宅で過ごす人による「巣ごもり消費」が増えたためで、大規模求人をかけて人手不足を補う企業も出てきた。
 家で楽しめる動画配信サービスが人気だ。米ウォルト・ディズニーの「ディズニー+(プラス)」は、14~16日の新規契約が前週の同じ曜日で見た3日間に比べ3倍以上に増加。ネットフリックスも会員増が報じられており、利用急増が原因とみられる接続障害も起きた。
 一部業界では労働力不足も目立っている。「サービス業や飲食店などで職を失った人々を歓迎する」。インターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムはこう呼び掛け、積み上がる注文に対応するため、全米で従業員10万人の新たな募集を開始した。買い物代行サービスも人気が高まっており、業界大手のインスタカートは23日、北米で買い物代行員30万人を新たに募ると発表した。
 商品では、除菌ジェルやマスクなどの感染対策用品の需要が旺盛だ。米ソフトウエア大手アドビのデータによれば、米国では2月、対策用品のネット経由の購入が1月の9倍超に達した。また、生活必需品のトイレットペーパーは約3倍に増えた。 (C)時事通信社