富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学(東京)は31日、抗インフルエンザ薬「アビガン」を新型コロナウイルスの感染者に投与し、治療効果と安全性を確認する臨床試験(治験)を開始したと発表した。政府の要請を受けて3月上旬に生産を再開し、増産準備にも着手している。
 アビガンをめぐっては、中国当局が新型コロナへの有効性を確認したとの見解を示し、治療薬としての期待が高まっている。日本国内では、既存の薬が効かない新型インフルエンザ向けの医薬品として承認されており、新型コロナへの有効性を改めて確認する必要がある。治験では、100人を目標に最大14日間投与する。 (C)時事通信社