【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA、オランダ・アムステルダム)は31日、新型コロナウイルスのワクチンの開発状況について、すでに2種類が「第1段階の臨床試験を始めている」と公表した。数段階で承認申請に至るが、量産までには「少なくとも1年はかかる」と予想した。
 治療薬は、エボラ出血熱用の「レムデシビル」など数種類が臨床試験中。しかし「現時点ではまだ有効性が示された薬はない」状況だ。
 このうち抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンをめぐっては、トランプ米大統領が「医薬品史上、最大の転換をもたらし得る」とツイッターで言及し注目を集めた。ただ、欧州委員会報道官は31日、「厳格な臨床試験が基準であるべきだ」と指摘し、慎重な姿勢を示した。 (C)時事通信社