【ニューヨーク時事】米国で最多の新型コロナウイルス感染者を出しているニューヨーク州のクオモ知事は1日、記者会見で、州の感染拡大のピークは4月末ごろに訪れるという見通しを示した。州の感染者は8万3712人、死者は前日から391人増えて1941人になった。
 クオモ氏は、ピーク時に医療現場が対応できるかは「(他人との接触を避ける)社会的隔離がいかにうまく機能するかに懸かっている」と述べ、自宅待機や、外出時に他人に近づかないことを改めて求めた。徹底されずにピークを迎えれば、病床が不足するという。
 また、慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」が資金拠出する研究所が最終的な米国の死者を9万3000人、ニューヨーク州の死者を1万6000人と推定していると紹介。クオモ氏は「ニューヨーク以外で何万人も死ぬことを意味する」と指摘し、他州の警戒を促した。同研究所は、7月まで多数の死者が出る事態が続くと予想している。
 クオモ氏は、市内の公園閉鎖も発表した。運動のための外出は規制対象外だが、公園では「社会的隔離」を守らない人が相次いでいた。 (C)時事通信社