医療機器メーカーのテルモは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、重症肺炎患者の治療に使う人工心肺装置の増産に着手した。同社が2日、明らかにした。需要の急拡大に対応できるよう、生産計画を前倒しして増産を進める。
 人工心肺装置は、体外式膜型人工肺(ECMO、エクモ)とも呼ばれる。患者の心臓と肺の役割を果たす装置で、重症呼吸不全に陥った患者の肺の機能を担う。
 テルモは静岡県内2カ所の拠点で年間百数十台を生産しており、国内で約7割のシェアを持つ。新型コロナの感染拡大を受け、1月下旬から部材調達の拡大を先行して進めており、安定供給に最大限努める方針。増産規模については「可能な限り供給したい」(広報室)と説明している。 (C)時事通信社