新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けている飲食店を支援しようと、仙台市の有志が寄付を募るクラウドファンディング(CF)を立ち上げた。集まった資金は参加店舗に分配し、急場の資金繰り対策に役立ててもらう一方、出資者には応援する店舗で使える食事券を発行する。出資は14日まで募っている。
 出資者が宮城県内の参加店舗約200軒から応援したい飲食店を選び、2000円以上寄付すると、5月以降に返礼品として1割増しの食事券を受け取れる仕組み。集まった資金は4月中に参加店舗へ入金し、足元の危機を乗り切ってもらう。
 食事券の利用期間は、新型コロナの収束を見込んで5月~10月末を予定している。
 CF立ち上げをめぐっては、宮城県内で複数の飲食店を経営する青木聡志さん(44)が発起人となり、同業者らと「愛する店ドットコム実行委員会」を結成。3月下旬に開始し、今月5日までに目標の500万円を大幅に上回る約1000万円が集まった。
 青木さんは「客足は激減しているが、従業員の生活も懸かっており営業を簡単にやめることはできない。毎日が本当に苦しい」と訴える。自社店舗で3月、購入額の1割増しの食事券を配布する取り組みを始めたところ、周囲から賛同の声が続々と届いたことがCF立ち上げにつながったといい、「コロナが落ち着いたら、ぜひ思い切り飲食を楽しんでほしい」と話している。 (C)時事通信社