【ワシントン時事】米ネットメディア「アクシオス」は5日、新型コロナウイルスの治療薬として期待される抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の有効性をめぐり、米政権のタスクフォースメンバーが対立していると報じた。この薬についてはトランプ大統領が「画期的な薬」と繰り返し言及している。
 報道によると、4日の会議で「明確な治療効果がある」と語るナバロ大統領補佐官(医療物資担当)に対し、ファウチ国立アレルギー感染症研究所長が「裏付けに乏しい」と反論。ナバロ氏は「これは科学的な話だ。あなたは中国からの入国禁止措置にも当初反対していたではないか」と声を荒らげたという。
 トランプ氏は5日の記者会見で「治療薬のテストに何年も費やす余裕はない。効くかもしれないが、効かないかもしれない」と主張。臨床使用に向け、既に2900万回分のヒドロキシクロロキンを備蓄していることを明らかにした。 (C)時事通信社