【ジャカルタ時事】新型コロナウイルス感染拡大をめぐり、インドネシアの首都ジャカルタ特別州のアニス知事が、国の公表する死者数に疑義を呈している。公表では同州の死者数は3月末時点で84人だが、3月の埋葬数は昨年同月より1221体(39%)も増加。大半にウイルス感染の有無を調べるPCR検査が及んでいないという。
 ジャカルタ特別州の統計によると、3月の埋葬数は4377体で、昨年3月の3156体から急増した。このうち、感染の有無が分かっていない遺体を含めて350体以上が、感染者と同じ方法で埋葬された。アニス知事はロイター通信の取材に対し、「極めて憂慮すべき数字だ。新型コロナ感染以外の理由を探すのは難しい」と述べた。
 地元紙によると、今月6日時点の検査数は1万1460件で、人口比でアジア最少。このうち2491人が陽性と判明し、209人が死亡した。 (C)時事通信社