【ニューヨーク時事】米ジョンズ・ホプキンス大システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、新型コロナウイルスの全世界の感染者が日本時間9日、150万人を超えた。死者は約8万8000人となった。
 感染者が最も多いのは米国の約42万5000人で、このうちニューヨーク州だけで15万人以上に達し、スペイン(約14万8000人)を超えた。イタリア(約13万9000人)、フランス(約11万4000人)、ドイツ(約11万2000人)が続き、欧州が全体の半数以上を占める。死者はイタリア(約1万8000人)、スペイン(約1万5000人)、米国(約1万4000人)、フランス(約1万1000人)の順に多い。
 ニューヨーク州のクオモ知事は8日の記者会見で、新型ウイルスによる州内の死者が前日から779人増え、6268人になったと発表した。州の1日の死者としては過去最多で、2日連続の記録更新。一方、新規入院患者は減少傾向にあり、クオモ氏は感染拡大の「(上昇)曲線が平らになってきている」と述べ、ピークに差し掛かっているとの認識を示した。
 クオモ氏は「長期間入院している患者が亡くなることで、死者が今後も増える可能性がある」と予想。ただ、現在のペースで新規入院患者が減り続ければ「(医療)体制は今後2週間で安定するだろう」と指摘し、他人と一定の距離を取る「社会的距離」の徹底を訴えた。
 一方、州の死者数は2001年の米同時テロによる州の犠牲者(2753人)を大きく超え、62歳のクオモ氏は「自分の人生でもう同時テロのようなことは起きないと思っていた」と語った。 (C)時事通信社