愛知県の大村秀章知事は9日午前に記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言の対象区域に同県を追加するよう政府に要請したと明らかにした。知事は「8日に国に要請し、現在調整している」と説明。政府の対応を待たず、10日には県独自の宣言を「発令」することも表明した。
 これに関し、菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、愛知県の要請について、「感染状況を踏まえて専門家の意見を聞かなければならない」と述べた。
 政府は7日、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に緊急事態宣言を発令した。愛知県は感染者の増加スピードが緩やかで、感染経路が不明な割合も比較的低いことを理由に対象から外れていた。
 しかし、県内では7、8両日に1日当たり20人以上の感染者が確認され、累計では280人に上った。県は、急激な感染拡大を抑制するため、対策強化が必要と判断した。 (C)時事通信社