【サンパウロ時事】チリ政府は9日、新型コロナウイルス感染症から回復した市民に「退院証明書」を発行し、社会活動に積極的に復帰させる方針を明らかにした。証明書があれば、各種の行動規制の対象外となる。
 チリでは感染拡大を防ぐため、市民に夜間外出禁止や自宅待機義務などが課せられており、経済は大打撃を受けている。マニャリッチ保健相は、回復して抗体があることが判明した市民は感染リスクがないと主張。「すべての規制の対象外とすることで、地域コミュニティーに貢献してもらえる」と述べた。
 ただ、一部の医師団体からは、簡易的な抗体検査だけで感染リスクを判断するのは危険だとの声も上がっている。
 チリでは9日までに約6000人が感染し、57人が死亡。保健省によると、これまでに1274人が回復している。 (C)時事通信社