【カイロ時事】内戦が続くイエメンで10日、新型コロナウイルスの感染者が初めて公式に確認された。イエメンでは紛争の長期化で医療インフラが壊滅的被害を受けており、検査体制の不備や医薬品・器材の不足が深刻化。世界保健機関(WHO)は、栄養失調で免疫機能が低下している市民も多いと指摘し、「感染が短期間で爆発的に拡大して多数が死亡する可能性が高い」と警告している。
 イエメン保健当局はツイッターで、感染者はハディ暫定政権が支配する同国最大のハドラマウト州で確認されたと明らかにした。容体は安定しているという。隣国サウジアラビアやオマーンでは感染者が増えているが、イエメンへの感染経路などは不明。 (C)時事通信社