国立循環器病研究センターは10日、持ち運びできる小型サイズで、屋外でも内蔵バッテリーと酸素ボンベで連続1時間使用できる人工心肺装置を開発したと発表した。
 国循や大阪大医学部付属病院、関西医科大総合医療センターで、重症の呼吸不全や心不全の患者を対象とする医師主導治験を行い、医薬品医療機器法に基づく承認を目指す。
 現在、新型コロナウイルスに感染し、自力で呼吸できなくなった重症患者には体外式膜型人工肺(ECMO、エクモ)が使われているが、台車に載せて運ぶサイズ。新開発の装置は片手で持つことができ、重さは6.6キロしかない。
 また、エクモは血栓塞栓症などを引き起こすリスクがあり、長期間の使用が難しいが、新開発の装置は安全性を高めたという。 (C)時事通信社