さいたま市保健所の西田道弘所長は10日、市役所で報道陣の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染を判定するPCR検査について、実施基準を厳しくし件数を抑えていることを明らかにした。
 西田所長は、埼玉県内の病床や隔離施設が不足していると説明。「病院があふれると困るため、本当に陽性が出そうな人に対して検査していた」と述べた。9日現在で市保健所は171件検査し、28人の陽性を確認。民間検査分を含めた陽性者は41人だった。
 県などによると、軽症者や無症状者が滞在する宿泊施設の確保が難航し、9日までに県内で約100人が入院できず自宅待機となっている。回復した入院患者が、2回の陰性反応という条件を満たせず退院できないなどの事情で、病床が空きづらいという。 (C)時事通信社