米ジョンズ・ホプキンス大システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、新型コロナウイルスによる世界の死者が日本時間11日未明、10万人を超えた。死者は3日に5万人を超えたばかりで、わずか8日間で倍増した。
 最多のイタリアと米国は1万9000人に迫る勢い。続くスペイン(約1万6000人)、フランス(約1万3000人)も深刻な状況だ。
 世界の感染者数は170万人を上回った。米国が50万人を超えて依然突出しており、スペインが約16万人、イタリアが約15万人、フランスとドイツが各12万人超となっている。
 感染者数は1日10万人のペースで増えている。世界各地で外出禁止措置が実施され、減少傾向の出始めた国も報告されているが、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は10日、「致命的な再流行を招くおそれがある」として早期の制限解除に慎重な姿勢を示した。
 対照的にトランプ米大統領は10日、記者会見で「感染のピークは近い」と楽観論を強調。経済活動を「できるだけ早期に」再開させたい考えを表明した。「危険性」はもちろん承知していると断った上で「あなたに何が分かるのか。家に閉じこもっていたって死を待つのに変わりはない」と記者に反論した。
 スペインでは10日、サンチェス首相が、新たな感染者が過去17日間で最も少なかったと訴え「パンデミック(世界的流行)の火がようやく制御され始めた」と宣言した。フランスも集中治療室(ICU)の患者数が2日連続で減少した点を強調、各国が少しでも明るい兆しを捉えて前向きな雰囲気を生み出そうと努めている。 (C)時事通信社