新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校が長期化する中、日本小児科学会は11日までに、不安やいら立ちに苦しむ母親らへのメッセージをまとめ、ホームページで公表した。同学会は「騒ぐ子どもに対していらいらを抑えられないのはあり得ること。強いいら立ちを感じたら、子どもから離れ、深呼吸するなどして落ち着いて」と訴えている。
 メッセージは「お子様と暮らしている皆様へ」と題し、日本子ども虐待医学会などと共同で出した。長期の休校で子どもにストレスがたまり、言葉が乱暴になったり、きょうだいでけんかしたりする変化が起こり得ると指摘。そうした姿に親のいらいらが募り、感情的に当たることが増える恐れがあるとして、対応策をまとめた。
 子どもが泣き叫び続け、自身が「キレる間近」と思ったら、安全を確認した上で子どもから一度離れて別の部屋に行くことや、家の外に出ることを提案。深呼吸などして落ち着いたら子どもの元に戻ることを求めた。
 夫婦で家にいる場合は、不安やいら立ちは「異常事態に対する当たり前の反応」であることを共有することも有効とした。また、子どもに手洗いなどを楽しく教えることや、可能な範囲で外で遊ばせることなども役立つと指摘した。
 日本小児科学会は「悩みや疑問が出たら一人で抱え込まず、市町村の担当部署に相談してほしい」と訴えている。 (C)時事通信社