【サンパウロ時事】ブラジル最大都市サンパウロ中心街のパウリスタ通りで11、12の両日、サンパウロ州政府が新型コロナウイルス対策のため実施している隔離措置に反対するデモが行われた。参加者らは「われわれは働きたい」と訴え、ドリア知事に辞任を求めた。
 ブラジルではサンパウロなど各州政府が世界保健機関(WHO)の勧告に基づき、商業活動禁止などの隔離措置を独自に実施しているが、経済を重視するボルソナロ大統領は「ブラジルを壊す犯罪行為だ」と批判。連邦と州の間で対立が続いている。
 12日のデモには、大統領支持者ら約200人が参加。通り過ぎる車の一部は、クラクションを鳴らして連帯を表した。
 デモはインターネット交流サイト(SNS)を通じて参加が募られた。主催者の一人で会社員のジオバニ・ファルコニさん(40)は「豊かな日本と違い、ブラジルは貧しい開発途上国。政府や州の補償は微々たるもので、到底食べてはいけない」と強調。「隔離は高齢者だけにして、われわれを働かせてほしい」と語った。 (C)時事通信社