新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、7都府県に緊急事態が宣言されてから1週間。東京都内などでは14日朝、ドラッグストアから開店前の行列が消え、住宅地の公園では在宅勤務の会社員らが子どもを遊ばせる光景が広がっていた。
 「きょう、マスクの入荷はありません」。東京都足立区のドラッグストアでは、開店前のシャッターに貼り紙がされていた。「開店時のマスク販売を中止します」と案内する店舗も。複数の大手ドラッグチェーンは数日前から、行列に並ぶことによる感染拡大を防ぎ、開店時に来店できない人の不公平感を無くす取り組みを始めている。
 トイレットペーパーを買いに訪れた同区の女性(61)は「先週はずらりとできていた行列がなくなった。並ぶのが怖かったのでよかった」とほっとした表情を浮かべた。
 一方、在宅勤務が広がり、平日の朝の公園の風景も変わりつつある。
 横浜市西区の高島中央公園で、1歳の娘と砂遊びをしていた30代の事務員の女性は自宅での勤務を続けているという。「ずっと家にいると子どもがぐずってしまう。なるべく外で一緒に遊ぶようにしている」と話した。
 1歳の娘を持つ会社員女性(25)は、出勤日を減らした。「自粛期間で公園に来づらいが、子どもの気分転換になればと思う」と笑みを浮かべた。3歳の娘とブランコで楽しんでいた会社員の長瀬元哉さん(35)は「子どもが遊びたがり、寝かしつけてから仕事をするので大変だ」と、在宅勤務と子育てを両立させる苦労を語った。 (C)時事通信社