安倍晋三首相は15日、新型コロナウイルスの感染拡大で不足するマスクや医療用ガウンなどを確保するため、経団連や関連企業トップらとテレビ会議を行い、増産などの協力を要請した。首相はこれまでの対策も含め、医療用製品の調達に総額2500億円の予算を確保したことを説明。「必要とあらば予備費もためらうことなく投入していく」と表明した。
 会議には、経団連の中西宏明会長、マスクを製造する興研の村川勉社長、消毒液を供給する花王の沢田道隆社長らが参加した。
 首相は、高機能マスクなどの医療防護具や人工呼吸器などの医療機器が、病院などで不足している状況を説明。「感染リスクを恐れずベストを尽くして戦っている医療現場を支えるため、オールジャパンでできることは全てやっていきたい」と訴えた。
 これに対し、中西氏は「ウイルスを何としてもねじ伏せるべく一生懸命やっていきたい」と応じた。企業側は、医療用製品の増産や輸入拡大に向けた取り組みについて報告。政府が掲げる「人と人との接触8割減」を実現するため、テレワーク推進などに努めていることも説明した。 (C)時事通信社