先進7カ国(G7)首脳は日本時間16日夜、テレビ会議を開き、世界中に感染が広がる新型コロナウイルスへの対応を協議した。各首脳は事態の収束後を見据え、世界の経済活動が安定的に再開するための準備が重要だとの認識で一致。安倍晋三首相は「世界全体の感染症予防体制を強化し、危機に強い経済の構築を図っていくことが必要だ」と呼び掛け、各国の賛同を得た。
 感染拡大により世界経済が急激に悪化した現状を踏まえ、G7首脳は産業と雇用の維持に向けて政策を総動員する方針を改めて確認。アフリカや中南米カリブ諸国、東南アジアなど医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な地域への支援を強化する必要性について認識を共有した。
 安倍首相は、治療薬として期待される「アビガン」の臨床研究を進める方針を表明。「希望する国に無償供与する。世界の英知を結集して治療薬の開発、普及を進めたい」と語った。 (C)時事通信社